●Editorsは2022年9月23日にPlay It Again Samより7枚目のスタジオ・アルバム『EBM』をリリースする。このアルバムは、新メンバーのBlanck MassことBenjamin John Powerを迎えての初アルバムとなる。『EBM』は息を呑むほど重く、Editorsのなかでも最もレフトフィールドな作品で、スリリングで容赦のないエレクトロ・インダストリアル・ロックである。アルバムタイトルは、EditorsとBlanck Massの頭文字を取ったものだが、1980年代に誕生し、Editorsの新曲に大きな影響を与えたElectronic Body Musicも意識している。ここでは、Nitzer Ebb、Front 242、DAFといったバンドのシンセ・サウンドがダークに打ち込まれている。Powerの加入により、曲の構成は初めてフロントマンのTom Smithからではなく、彼とファイルを受け取ったバンド・メンバー、Justin Lockey、Elliott Williams、Russell Leetch、Ed Layから生み出され、その後、スタジオに集まり、調整されながら具体化された。「Benは僕らのクリエイティヴなプロセスにアドレナリンを与えてくれた」とTomは語る。
●『EBM』はイギリスで最も魅力的で永続的な成功をおさめるバンド、Editorsの次の時代の幕開けを告げるものだ。17年間のキャリアにおいて、Editorsの6枚のスタジオ・アルバムはすべてUKトップ10にチャート・イン。そのうち2枚は1位を獲得している。また、デビュー・アルバム『The Back Room』は、マーキュリー・プライズの最終候補にもなっている。最新のツアーでは、2020年にウェンブリーのOVOアリーナで、これまでで最大のイギリスでのヘッドライン公演を行い、現在もバンドのオーディエンスが増え続けていることを示した。また、海を越え、ヨーロッパをはじめとした世界中のツアーやフェスティヴァルのヘッドライナーを、定期的にソールド・アウトさせている。彼らの長期にわたる成功の秘訣は、妥協のないヴィジョンを持ちながら、一貫して自分たちのサウンドを進化させる能力にあると言える。『EBM』は、Editorsがそれを継続していることを証明している。