■アーティスト:WASHED OUT(ウォッシュト・アウト)
■タイトル:NOTES FROM A QUIET LIFE(ノーツ・フロム・ア・クワイエット・ライフ)
■品番:未定[CD/国内流通仕様]/SP1600LPXJ[LP/国内流通仕様]
■定価:未定[CD]/未定[LP]
■その他:世界同時発売、解説/歌詞/対訳付
■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲目:
1. Waking Up
2. Say Goodbye
3. Got Your Back
4. The Hardest Part
5. A Sign
6. Second Sight
7. Running Away
8. Wait on You
9. Wondrous Life
10. Letting Go
●Washed Outの音楽は、常に時代を超えたフロンティアの上を浮遊している。彼の没入感のある不定形のヴォーカル、広がりのあるサウンドスケープ、切ないストーリーテリングにそれを感じることができる。Ernest Greeneの超越的なアウトプットは、Pitchforkから「チルウェイヴのゴッドファーザー」と呼ばれ、『Portlandia』(アメリカのTVシリーズ)はユートピアのテーマソングとして、彼のトラック「Feel It All Around」を借用した。Washed Outの最新作『Notes From a Quiet Life』は、10年以上にわたって個性的でヴァラエティに富んだクリエイティヴな再創造を、驚くほど高いレベルで提供してきた後に発表された。このアルバムは直感的で大胆だ。Greeneは、ビジネスとしての音楽という踏み絵から離れ、代わりに芸術的な興味に道をゆだねている。ジョージア州出身の彼は、2021年にアトランタを離れ、幼少期から慣れ親しんだ田舎に戻った。かつては現実逃避に明け暮れていたが、現在は周囲の現実の不思議さに夢中だ。「5年、いや10年ごとに、文字通り細胞レベルで別人になると読んだことがある。あなたが経験していることは、結局あなたを変えることになる。このアルバムはそれを反映したものだ。絵画や彫刻の実験は、僕の音楽を助けてくれる。お互いに影響し合っている。それは僕にとってある種の気づきだった。いつか自分の人生を振り返って、『ああ、すべては生産性を最大化するためだったんだ』なんて思いたくない。これを楽しみたいんだ」とGreeneは説明する。その純粋なヴィジョンこそが、『Notes From a Quiet Life』を強力なものにしている。このアルバムは、Nathan Boddy(James Blake、Mura Masa)とDavid Wrench(Caribou、Florence + the Machine)によるミキシングの協力を得て、Greeneが完全にセルフ・プロデュースした初のアルバムである。
●2009年、EP『Life of Leisure』のリリースにより、静かで孤独な暮らしをジョージアで送っていたErnest Greeneは時代の寵児となってしまった。大学を出ても職が見つからずその暇な時間を利用して作られた彼の曲は、瞬く間にインターネットを介して全世界に広まった。その年のイヤーポールを決める投票で、このEPはどの音楽メディアでも高い評価を獲得。ローファイでチルアウトなフィーリングを持った彼の曲はチルウェイヴと呼ばれ、史上初めてネット上で起きたムーヴメントとなり、数々のフォロワーを生んでいった。また同EPに収録された曲「Feel It All Around」に対するリアクションは日に日に大きくなり、Redditによる「ベストサマーソング」投票では1位を獲得した。2011年、Greeneはファースト・アルバム『Within and Without』をSub Popよりリリース。プロデューサー、Ben H. Allen(Walk the Moon、Animal Collective、Gnarls Barkley)とレコーディングされたこのアルバムは、全米チャートで26位のヒットを記録。その後のツアーは2年にも及んだ。2013年、アセンズの郊外へと移ったGreeneは、再びBen H. Allenをプロデューサーに迎えたセカンド・アルバム『Paracosm』をリリース。アルバムは全米チャートの21位を獲得し、前作以上の成功を収めた。Stones Throwへと移籍したグリーンは2017年、サード・アルバム『Mister Mellow』をリリース。4年振りとなったこのアルバムは全曲セルフ・プロデュースで、DVDが付加されたヴィジュアル・アルバムとなり話題を呼んだ。2020年、Sub Popへ戻ったGreeneは4枚目のアルバム『Purple Noon』をリリースした。