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NEWS | OFFICIAL

2025.3.21 ON SALE[世界同時発売]

グラミー賞、主要4部門を含む2部門にノミネートされた前作から4年、ジャパニーズ・ブレックファストの新作が完成。ブレイク・ミルズのプロデュースによる4枚目のアルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』、リリース。


■アーティスト:JAPANESE BREAKFAST(ジャパニーズ・ブレックファスト)
■タイトル:FOR MELANCHOLY BRUNETTES (& SAD WOMEN)(フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン))
■品番:DOC425JCD[CD]DOC425JLP-C5[LP/国内流通仕様]
■定価:未定[CD]未定[LP/国内流通仕様]
■その他:
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録予定[CD]
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、ボーナス・トラックのダウンロード・カード封入予定、限定カラー盤[LP/国内流通仕様]
■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲目:
1. Here is Someone
2. Orlando in Love
3. Honey Water
4. Mega Circuit
5. Little Girl
6. Leda
7. Picture Window
8. Men in Bars (Feat. Jeff Bridges)
9. Winter in LA
10. Magic Mountain
※他、日本盤ボーナス・トラック追加収録予定

●倉庫、トレーラー、ロフトといった即興のレコーディング・スペースを最大限に活用してきた10年間を経て、Japanese Breakfastにとって初の正規のスタジオでのレコーディング作となる4枚目のアルバム『For Melancholy Brunettes (& sad women)』は、3月21日にDead Oceansからリリースされる。グラミーも受賞するBlake Mills(Bob DylanからFiona Appleまでとの仕事で知られ、多くのレガシー・アーティストのお気に入りギタリストとして評価される、類まれな繊細さを持つ革新者)がプロデュースし、ロサンゼルスの由緒あるSound City(『After The Gold Rush』、『Fleetwood Mac』、『Nevermind』発祥の地)でトラックされた同作で、フロントウーマンでありソングライターでもあるMichelle Zaunerは、前作『Jubilee』を特徴づける明るい外向性から手を引き、内側にうごめく暗い波、つまり、インスピレーションに瀕した詩人たちの心理状態であると長い間信じられてきた、不機嫌で豊穣なメランコリーのフィールドを考察している。その結果、ゴシック小説のようなロマンチックなスリルを呼び起こす、成熟した、複雑で、瞑想的な作品という、芸術的な志願理由書が生まれた。グラミー賞にノミネートされたブレイクスルー・アルバム『Jubilee』と、ベストセラーとなった回顧録『Crying In H Mart』によって、Zaunerは文化的なメインストリームに躍り出るとともに、芸術家としての深い野心を実現したが、『For Melancholy Brunettes (& sad women)』は、彼女の人生における、そうした変革期を描いている。その成功を振り返って、Zaunerは、至福と破滅をしばしば結びつける欲望の皮肉というものを理解するようになった。「私は望んでいたものを手に入れることで、いつも誘惑されているような気がしていた。私は太陽に近づきすぎていて、このままでは死んでしまうと気づいた」と彼女は言う。Zaunerは、『Soft Sounds from Another Planet』ではサイエンス・フィクション、『Jubilee』では軽快なシュールレアリスム(超現実主義)を試みているが、『For Melancholy Brunettes (& sad women)』を支えるヨーロッパ・ロマンティシズムの風景と、さりげない古典への言及を持ったデンスティッシュ(高濃度組織)は、芸術的成熟期を迎えたソングライターにとって新たな領域を示している。彼女は、さまざまな先達からインスピレーションを得たと語っている。Degasの『L’absinthe』に登場する寂しげなカフェガール、Caspar David Friedrichの海景画、Wuthering Heightsの情熱的な憧れと荒々しくうねる荒野、ベルクホーフのバルコニーで夢想するラクダの毛布に包まれたHans Castorp等が持つ雰囲気は、このアルバムの大半を彩る、複雑に絡み合うギター・アレンジメントによって感じ取れる。悲しみはこのレコードの支配的な感情のキーであるが、それは希薄な形の悲しみである。それは、人生が持つ本質的に悲劇的な性格を認識すると同時に、そのはかない美しさにも敏感になるという、物思いにふける、予知的な悲しみのメランコリーだ。Zaunerは、その中に希望の光となる十分な空間を見出す。それは、彼女以前の詩人たちが呼びかけてきた、そして彼女以降の詩人たちが再発見し続けるであろう、人間の慰めなのだ。それは愛と労働であり、このレコードの多くのエピソードに対して、強壮剤のように貫いている。
●Japanese Breakfastは米フィラデルフィア出身、Michelle Zaunerの音楽プロジェクトだ。インディ・ロック・バンド、Little Big Leagueのフロントウーマンとして2枚のアルバムをリリース後、ZaunerはJapanese Breakfastをスタート。2016年にデビュー・アルバム『Psychopomp』をリリース。SlowdiveやMitskiのツアーのオープニングをつとめるなどし、人気を上げていった。2017年にはセカンド・アルバム『Soft Sounds from Another Planet』をリリース。アルバムはPitchforkで8.0/10を獲得するなど好評を博し、翌2018年にはCoachellaやBonnarooにも出演した。2021年6月にはサード・アルバム『Jubilee』をリリース。アルバムは大絶賛され、同年の年間ベスト・アルバムのリストを総なめ。第64回グラミー賞、主要4部門を含む2部門(Best New Artist、Best Alternative Music Album)にノミネートされ、フジロックフェスティバル '22にも出演し好評を博した。また、Zaunerは、2022年初め、TIME誌が毎年発行する『Time100』で2022年に最も影響力のある人物の一人に選ばれ、自身が執筆し高い評価を博した回顧録『Crying In H Mart(邦題:Hマートで泣きながら)』は、New York Timesのベスト・セラー・リストに51週にわたってランクインした。

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