■アーティスト:Folk Bitch Trio(フォーク・ビッチ・トリオ)
■タイトル:Now Would Be A Good Time(ナウ・ウッド・ビー・ア・グッド・タイム)
■品番:JAG471JCD[CD]JAG471JLP-C1[LP]
■定価:¥2,500+税[CD]¥5,400+税[LP]
■その他:
世界同時発売、解説付、初回盤のみボーナス・トラックのダウンロード・カード封入[CD]
世界同時発売、解説付、初回盤のみボーナス・トラックのダウンロード・カード封入、限定カラー盤[LP]
■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲目:
01. God’s A Different Sword
02. Hotel TV
03. The Actor
04. Moth Song
05. I'll Find A Way (To Carry It All)
06. Cathode Ray
07. Foreign Bird
08. That’s All She Wrote
09. Sarah
10. Mary’s Playing The Harp
(初回盤のみボーナス・トラックのダウンロード・カード封入)
01. That’s All She Wrote (Phone Demo)
02. Across The Room (Live at Fight Night)
●メルボルン/ナームを拠点とするGracie Sinclair(she/her)、Jeanie Pilkington(she/her)、Heide Peverelle(they/them)からなるFolk Bitch Trioは、デビュー・アルバム『Now Would Be A Good Time』を7月25日にJagjaguwarよりリリースする。『Now Would Be A Good Time』は鮮やかで感情を揺さぶる物語を紡ぐ。Folk Bitch Trioの音楽は、三人が生涯愛してきた音楽(荒削りなアメリカーナ、クラシック・ロック、ピリッとして明晰なバラード)を基盤に、親しみやすい響きを放つ。しかし、楽曲はモダンで若々しく、解離的な白昼夢、辛い別れ、性的な空想、メディアの氾濫といった、2020年代の20代前半特有の些細な憤りや些細な屈辱を鋭く歌い上げている。『Now Would Be A Good Time』に収録されている曲は、ツアー中にワークショップを通して練り上げられ、三人の共通の繋がりを念頭に置いて特別に書かれた。レコーディングは、2024年の冬、オークランドでTom Healy(Tiny Ruins、Marlon Williams)と共に実施。ミニマルで独特なアレンジをもって作り上げられた楽曲を、ボーカルとギターを中心に据えて、アルバムに命を吹き込むための最後の糸としてテープに録音した。
●フォーク・ミュージックは、死ぬほど深刻な問題として扱われるという悪い癖がある。泣きたくなるような、過度に神聖視されるような、批評家や歴史家によって厳粛に取り上げられる音楽なのだ。しかし、高校時代の友人であるGracie Sinclair(she/her)、Jeanie Pilkington(she/her)、Heide Peverelle(they/them)からなるFolk Bitch Trioには、音楽の奥深くに根付いた共通のユーモアのセンスがあり、それが音楽自体に輝きを与え、このジャンルが持つ自意識過剰の罠から逃れることに成功している。Folk Bitch Trioを聴くと、このバンドが3つの異なる視点を持つことが明らかになる。Pilkingtonはミュージシャンの両親のもとで育ち、両親の演奏を観たこと、Gillian WelchやLucinda Williamsを聴いたこと、そして自身がミュージシャンとしてキャリアを積む道を想像したことといった形成期の記憶を持つ。Peverelleは、余った時間をアートや家具作りに費やしている。これらの趣味、そして新旧のポップ・ミュージックへの愛は、触感、自家製、そしてハンドメイドへの愛を如実に表している。Sinclairはグループの中では自称道化師だが、彼女の趣味はダーク、ゴシック、バロック、そしてドラマチックなものに偏っており、それらは、オペラやバレエに加え、Patti Smith、Nirvana、Tchaikovskyといった幅広いミュージシャンへの愛着として表現される。他の二人とは高校時代からの知り合いで、5年前に一緒に歌い始めた途端、「お互いにインスピレーションを受け合う相性の良さは、最初から明らかだった」とSinclairは語る。友情を除けば、このトリオを最も強く結びつけているのは音楽だ。「みんな、子供の頃から音楽が好きで、音楽を人生の中心にしたいと話していた」とPilkingtonは語る。音楽は趣味や愚行ではなく、天職だと考えていたその感覚は、まさに正しかった。Folk Bitch Trioは既にオーストラリア、ヨーロッパ、そしてアメリカをツアーで回り、King Gizzard、Alex G、Julia Jacklin.といった個性豊かなバンドのサポートを務めてきた。三人は、Bon Iver、Angel Olsen、Sharon Van Etten、Unknown Mortal Orchestraといった個性的で型破りなアーティストが集まるJagjaguwarと契約。ジャンルや客層を超越する、まばゆいばかりのハーモニーと痛烈なリリシズムで、熱狂的なファンを獲得している。