■アーティスト:Arab Strap(アラブ・ストラップ)
■タイトル:Half-Told Tales(ハーフ・トールド・テイルズ)
■品番:ROCKACT173CDJ[CD/国内流通仕様]※帯付で解説他はつきません。
■定価:未定
■その他:世界同時発売
■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲目:
01. I Get Noise
02. You You You
03. Be a Man
04. Fighting For You
05. Glamour Magick
06. Gape
07. Under Offer
08. Basic Physics
09. Sunsong
10. Dollar Park
11. Mr. Splitfoot
12. Ampersand
13. Fragments
14. Beats Per Minute
●Arab Strapのニュー・アルバム『Half-Told Tales』は、グループにとって9枚目のアルバムとなり、デビュー・シングルのリリースからほぼ30年後に発売される。「今年で結成30周年を迎えるので、一番好きなこと、つまり新しい音楽を作ることで祝うことにした」とデュオは語る。「今回はすべてを出し切った。普段はセッション後に3、4曲余るけど、今回はもうどうでもいいやって感じだった」とAidan Moffatは語る。大きな節目が迫る中、すべてをさらけ出すという気持ちが芽生えた。「30年間も活動してきたから、何も隠す必要はない。不安に思う必要もない。こうすることで、僕たちがこれまで取り組んできたこと、そして活動の幅広さをよりよく理解してもらえると思う。それに、いくつかサプライズもあるはずだ」とMoffatは続ける。この14曲入りのアルバムは、冒頭から驚きに満ちている。オープニング曲「I Get Noise」は、重厚で力強いギター・リフ、激しいドラム、そして自由奔放なサックスが融合し、Moffatは耳をつんざくような喧騒の中で孤独と逃避を求める姿を想像する。そしてすぐに、イタロ・ディスコのレコードから飛び出してきた失われた名曲のような「You You You」へと移る。グルーヴがある流麗なビートと、激しいギター・サウンドが絶妙に絡み合う、こうした楽曲に見られる緊張感は、バンドが楽曲制作において常に試行錯誤を繰り返していることを反映している。アルバムは個人的な問題から政治的な問題まで、多くの重いテーマを扱っているが、Moffatにとって、それらのテーマの中に楽観的な視点を見出すことは重要だった。そして、アルバム全体を通して最も顕著なテーマは、おそらく「時間」だろう。「アルバムタイトルはまるで童話のようだが、最後まで聴き終えると、僕が語っているのは早すぎる死についてだと気づく。50代になると、時間は人生の一部となる。まさに、人生の最後の3分の1に入ったことを痛切に意識するようになる。どの曲にも、時間という要素、あるいは時間の経過、そして残された時間をいかに有効に使うかという問いかけが含まれていると思う」とMoffatは語る。ディスコからメタル、ポストロック、スポークン・ワード、そしてフォークからエレクトロニカまで、あらゆる要素を網羅しながらも、紛れもない独自のアイデンティティを保ち続けるアルバムというのは、実に驚くべきことだ。しかし、まさにこの点が、Arab Strapを今なお刺激的でダイナミックなバンドたらしめている所以なのだ。彼らは独自の個性を保ちつつ、常に新たな方向性と音楽的領域へと挑戦し続けている。Moffatにとって、それは今の彼らの状況を象徴するものだと感じている。「誕生日を祝うのに一番良い方法は、自分たちにとって新しくて面白くて刺激的なプレイをすることだった。僕たちが一番なりたくなかったのは、古いレコードをただツアーし続けるだけの、いわゆるレジェンドバンドになることだったんだ」と彼は言う。
●Arab Strapは1995年に結成されたAidan MoffatとMalcolm Middletonによるスコットランドのインディ・ロック・バンドだ。1996年にグラスゴーのレーベル、Chemikal Undergroundからデビュー・アルバム『The Week Never Starts Round Here』をリリース。続く1998年のセカンド・アルバム『Philophobia』はUKトップ40ヒットを記録し、1999年にはメジャーのGo! Beatよりサード・アルバム『Elephant Shoe』をリリースした。再びChemikal Undergroundに戻り『The Red Thread』(2001年)、『Monday at the Hug & Pint』(2003年)とアルバムをリリースするも、2005年の6枚目のアルバム『The Last Romance』を最後に2006年に解散した。2016年、ライヴを行うために再結成し、2021年、16年ぶりとなる自身7枚目のアルバム『As Days Get Dark』をMogwaiのRock Action Recordsからリリース。アルバムはスコットランド1位/全英14位を記録。2024年には8枚目のアルバム『I'm Totally Fine with It Don't Give a Fuck Anymore』をリリースした。