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2024.7.12 ON SALE[世界同時発売]

傑出したインディ・アクトという枠を超える世界最大のカルト・バンド、シガレッツ・アフター・セックス。自らの美学を貫きトップ・アーティストまで上り詰めた彼らが、サード・アルバム『X's』をリリース。


■アーティスト:CIGARETTES AFTER SEX(シガレッツ・アフター・セックス)
■タイトル:X's(X's)
■品番:PTKF3035-2J[CD/国内流通仕様]PTKF3035-3J[LP/国内流通仕様]
■定価:未定[CD/国内流通仕様]未定[LP/国内流通仕様]
■その他:世界同時発売、解説/歌詞/対訳付
■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲目:
1. X's
2. Tejano Blue
3. Silver Sable
4. Hideaway
5. Holding You, Holding me
6. Dark Vacay
7. Baby Blue Movie
8. Hot
9. Dreams From Bunker Hill
10. Ambien Slide

●Cigarettes After Sexはニュー・アルバム『X's』を7月12日にリリースする。うっとりするようなスローバーンのポップ・ソングにのせ、生々しく、想像力豊かで、時に妖艶なヴィネットが綴られる。そして、バンド・リーダーのGreg Gonzalezは、ロマンチックが誘発するあらゆる感情を捉える。これまでのアルバムが様々な恋愛の集合体であったのに対し、『X's』では4年間にわたる1つの恋愛に焦点を絞っている。また、Gonzalezは、古典的なポップ・ソングの構造を観察し続ける一方、50年代や60年代のサウンドから離れ、70年代や80年代のスロー・ダンスに惹かれるようになった。結果として得られる全体的なエネルギーは、ダンスフロアでの涙を写し出したディスコ・ボールに似ている。『X's』は、これまでのCigarettes After Sexのレコードと同様、レコーディングされた場所が特徴的な、無駄のない作品集だ。ファーストEPはエルパソの大学の階段の吹き抜け、ファースト・アルバムはブルックリンのリハーサル・スペース、『Cry』はスペインのマヨルカの家の中庭、そして今回は、Gonzalezが当時のパートナーと住んでいたロサンゼルスのハリウッド・ヒルズのふもとにある家でレコーディングは行われた。初期のデモは、長年のバンドメイトであるJacob Tomsky(Dr)とRandall Miller(B)とともに、2020年8月にBootleg Theaterでライヴ・レコーディングされたが、大部分は2021年から2022年にかけて、6回のライヴ・セッションを経て、小さなベッドルームでレコーディングされた。キーボードにJeff Kiteを加え、それは、大きなスタジオの雰囲気とは対極にあるものだった。リラックスした開放的なムードで、作業終了後は、みんなで音楽を聴き、ワインを飲んだ。
●10年前、Gonzalezは本当につらいバレンタインデーを過ごしていた。失恋したばかりで復縁の見込みもなかった彼は、故郷エルパソから車で2時間かけてライヴをするために出かけ、行きも帰りもSadeの「By Your Side」を繰り返し聴いていた。「あの日の経験は、僕の骨の髄までこびりついていて、忘れることのできないことだった。『どうしたらあんな感じのレコードを作れるんだろう』と考えたんだ」とGonzalezは語る。この時期、Gonzalezは大きな個人的成長を遂げた。また、Cigarettes After Sexが彼らのキャリアにおいて驚異的な新境地を開拓したのもこの時期であった。初期の楽曲のバイラリティーから徐々に始まり、チリからエジプト、インドネシアまで、世界中を飛び回る絶え間ないツアーによって、それは加速していった。また、世界的なパンデミックで物事が一時停止する間に、別のことが起こった。アルバム『Cry』がリリースされたのは2019年の終わりで、本格的なツアーが行われたのはそれから2年後だった。にもかかわらず、その空白の期間に、バンドは単に傑出したインディ・アクトというだけでなく、あらゆるジャンルで最もグローバルに活躍するアーティストの1人となり、スターとしてセンターステージに立つ準備が整うことになったのだ。その証拠は数字に表れている。2024年2月現在、彼らのSpotifyの月間リスナー数2,300万人は、同プラットフォームで最もストリーミングされているアーティストのトップ240にランクインしている。彼らの音楽はTikTokで64億回使用され(現在も継続中)、バイラルオーディオの上位1%に5回ランクインしている。また、アルバムのサイクルには入っていない2023年、彼らは全世界で20万枚以上のチケットを売り上げている。バンドは影が薄い存在であり続け、ミュージック・ビデオは存在せず、アートワークは永遠にムーディーなモノクロームであることを考えると、彼らの継続的な上昇はより注目に値する。しかし、カルト・オブ・パーソナリティの時代にあっては、美学に固執し続け、過剰な露出を拒み、少しの神秘性を持つことにより、ファンは彼らの音楽と真に交わり、秘密のように共有する空間を生み出したのかもしれない。

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