■アーティスト:BUILT TO SPILL(ビルト・トゥ・スピル)
■タイトル:WHEN THE WIND FORGETS YOUR NAME(ホェン・ザ・ウィンド・フォゲッツ・ユア・ネイム)
■品番:OTCD-6854[CD]
■定価:¥2,400+税
■その他:世界同時発売、解説付
■発売元:ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
■収録曲目:
1. Gonna Lose
2. Fool’s Gold
3. Understood
4. Elements
5. Rock Steady
6. Spiderweb
7. Never Alright
8. Alright
9. Comes a Day
●2022年9月9日、Sub PopよりBuilt to Spillのニュー・アルバム『When the Wind Forgets Your Name』がリリースされる。当作は2015年の『Untethered Moon』以来となる作品で、アルバムのプロデュースはDoug Martsch。ミックスはMartsch、Lê Almeida、João Casaes、Josh Lewisがおこない、マスタリングはMell Dettmerが担当。カヴァー・アートは、コミック・アーティストのAlex Grahamが手掛けた。「10代の頃からSub Popから作品をリリースしたかったので、とても興奮している。彼らが契約した初めての50代のアーティストは僕だと思う」とMartschは語る。『When the Wind Forgets Your Name』は、Built to Spillの世界を新しく刺激的な方法で拡大し続けている。2018年、Martschはブラジルのローファイ・パンク・アーティスト/プロデューサー、Lê Almeidaと、サイケデリック・ジャズ・ロックバンド、Oruãの長年のコラボレーター、João Casaesと合流。ブラジルでのライヴの際、新たなバックバンドが必要となり、彼らに参加を依頼した。ブラジルの日程は上手くいき、2019年も一緒にプレイを続け、アメリカやヨーロッパをツアーすることも決定。サウンドチェックの間、二人はMartschが書いた新曲を学び、ツアーが終わると、ボイシにあるMartschのリハーサル・スペースで、ベースとドラムのトラックをレコーディング。二人の帰国後、Martschはひとりでギターとヴォーカルのオーヴァーダビングを開始した。当初、3人は2020年後半にブラジルかアメリカのどこかで一緒にアルバムをミックスする予定だったが、パンデミックの影響で直接再会することはできなかった。しかし、トラックを送り合うことはできたので、ミキシングのプロセスでの協力は可能となった。こうして出来上がったのが『When the Wind Forgets Your Name』である。その後、AlmeidaとCasaesはOruãでの活動に戻り、MartschはドラムにPrism BitchのTeresa Esguerra、ベースにBlood LemonのMelanie Radfordを迎え、バンドのラインナップを一新した。尚、9月に、Built to SpillとOruãは一緒にライブを行う予定である。
●1992年のバンド結成以来、Built to Spillの創設者、Doug Martschは、バンドを共同プロジェクトと位置付け、常に進化し続けるミュージシャン集団として音楽を作り、ライブを行ってきた。「ラインナップを変えたいと思うのには、様々な理由がある。レコードを完成させる度に、次の作品は全く違うサウンドにしたいと思うんだ。新しいスタイルやアイディアを持ち込む人たちと一緒にプレイするのは楽しい」とMartschは語る。インディ・レーベルから何枚かのEPやアルバム(その中には、Up Recordsからリリースされた名盤『There's Nothing Wrong with Love』も含まれる)をリリースした後、MartschはWarner Brothersと契約。その間、『Perfect from Now On』『Keep It Like a Secret』『Ancient Melodies of the Future』『You in Reverse』『There Is No Enemy』『Untethered Moon』という傑作を6枚、レコーディングした。